15歳の久保建英、U-20W杯代表入り「正直驚きました」
日本サッカー協会が2日、U-20W杯(5月20日開幕、韓国)に出場する選手を発表した。スペインの名門バルセロナの下部組織出身で、FC東京U-18所属のMF久保建英(15)がメンバー入りした。
久保の年齢ではU-17W杯が当該年代となるため、今回は飛び級での選出となる。
久保は取材に「正直、素直にうれしいのひと言です。自分は、ほかの人たちと違ってアジア予選を一緒に戦ってない中で、飛び込みって感じで最後に呼ばれた感じなんですけど。U-20の代表はすごくイイ選手ばかりで、いろんなものを吸収して、2、3回の遠征があったからこそ、メンバーに入れたのかなと感じます」とコメントした。また、文書でも「選出の連絡を受けた時は正直驚きました」と胸の内を明かしている。
久保は11年にバルセロナの下部組織に合格し、活躍していたが、登録制度の問題で15年に日本に帰国。FC東京U-15むさしに所属した。
16年に飛び級でU-18に昇格すると、同年の11月にU-23チームの一員としてJ3長野戦に出場。Jリーグデビューを果たし、Jリーグ最年少出場記録を15歳5カ月1日に更新した。今年の4月15日、C大阪U-23戦でJリーグ初得点を記録し、Jリーグ最年少得点記録を15歳10カ月11日に更新した。
U-20日本代表は5月21日に南アフリカ、同月24日にウルグアイ、同月27日にイタリアと対戦する。
代表選手21人は以下の通り。
【GK】小島亨介(早大)、波多野豪(FC東京)、山口瑠伊(ロリアン)
【DF】板倉滉(川崎)、中山雄太(柏)、杉岡大暉(湘南)、冨安健洋(福岡)、初瀬亮(G大阪)、藤谷壮(神戸)、舩木翔(C大阪)
【MF】坂井大将(大分)、三好康児(川崎)、森島司(広島)、遠藤渓太(横浜M)、市丸瑞希(G大阪)、堂安律(G大阪)、原輝綺(新潟)
【FW】小川航基(磐田)、岩崎悠人(京都)、田川亨介(鳥栖)、久保建英(FC東京U-18)