「ルヴァン杯・１次リーグ、神戸１－０鳥栖」（３日、ノエビアスタジアム神戸）

　頼もしい１９歳が神戸を３連勝に導いた。左ＭＦで先発した中坂が前半４３分、相手ＤＦともつれ合いながらこぼれ球を押し込み決勝点を挙げた。ボールに触れたか微妙な状況だったが「カスった気がする。気迫のゴールということにして下さい」といたずらっぽく笑った。

　ルヴァン杯２試合連続ゴールで、プロ２年目の今季は公式戦６戦５発とブレーク。「２桁得点を取りたい」と強気に宣言した。Ｕ－２０Ｗ杯日本代表入りは惜しくも逃したが、次に見据えるのは２０年東京五輪。「正直そこは出たい。最後の最後に結果を出せれば」と自国開催の祭典を狙う。

　故郷の徳島を出て中学時代から神戸一筋。自由奔放なプレーが持ち味の天才肌は「神戸の中心としてやっていきたい。恩返しをしたい」とクラブ愛を強調した。