G大阪、痛いドローで奪首失敗 遠藤&倉田「勝ち点2を失った」
「明治安田生命J1、G大阪1-1清水」(5日、市立吹田サッカースタジアム)
3位のG大阪は日本代表MF倉田秋(28)のゴールで追い付き、清水と1-1でドロー。手痛い引き分けに、3万1948人を集めた会場は落胆に包まれた。勝てば優勝を決めた14年12月6日のJ1最終節以来となる首位だったが、下位にあえぐ清水に勝ち点1止まり。MF遠藤と倉田は「勝ち点2を失った」と声をそろえた。
長谷川監督は「状態のいい選手を使う」と、遠藤をリーグ戦3試合連続でベンチに置いた。だが、後半4分に先制を許すと「展開的に必要になった」と、同11分に背番号7を投入。1分後には鮮やかなパス回しから、最後はトップ下に上がっていた倉田が滑り込みながら同点弾を決めた。
「ヤットさんが入ったことで軸ができた」と倉田が振り返ったようにチームはリズムを取り戻したものの、あと一押しが足りなかった。
9日には、中3日でアジア・チャンピオンズリーグの済州(韓国)戦を敵地で戦う。H組で勝ち点4の最下位と1次リーグ突破は絶望的な状況だが、わずかな可能性に懸ける。下を向いている時間はない。