浦和・森脇【一問一答(1)】小笠原、レオシルバへ「僕の口から謝罪させて」

鹿島戦での行為が侮辱行為とみなされ2試合の出場停止処分となり謝罪会見をおこなった浦和レッズ・森脇良太=さいたま市内の浦和レッズクラブハウス
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 Jリーグから侮辱発言で2試合の出場停止処分を受けた浦和のDF森脇良太(31)が9日、さいたま市内のクラブハウスで取材に応じた。試合中の「くせえんだよ」という発言自体は不適切だったと陳謝し、不快な思いをさせたとして鹿島の小笠原満男、レオシルバの両選手に直接謝罪する意向を示した。ただ、差別的な発言や行動があったかいう点については「差別的な発言、言動、行動、そのようなことはなかった」と主張した。以下、一問一答の要旨、その1。

 (冒頭、森脇自身が謝罪)

 「本日、規律委員会の方から裁定が出まして、自分の発言が不適切だったということで2試合の出場停止処分を受けました。試合中での発言が適切だったとは思っていないですし、不適切だったという風に思っております。そのことで多くの方に迷惑をかけてしまったことに心から謝罪をしなければいけないなと思っております」

 「僕を応援してくださる方や浦和レッズを応援してくださる方、サッカーが好きで、ほかのチームを応援してくださっている方。また、鹿島アントラーズの皆さん、試合中に熱くなってしまって小笠原選手とレオシルバ選手に不快な思いをさせてしまったこと。日本のサッカーファンの皆さんに不快な思いをさせてしまったことに心から反省しております。申し訳ありませんでした」

 「僕自身、このようなことがないように今後、襟を正して行動、言動をとっていかないといけないと思っております」

 「ただ、それと同時に今回の件で、自分自身が発言したことに対して、差別的な発言、言動、行動、そのようなことはなかったと、謝罪すると同じぐらい皆さんに伝えていきたい」

 「メディアのところで『差別の森脇』だと世間では理解されていますけど…。その中で理解してくださいというのは、もしかしたら難しいかもしれないですけど、そういう発言、言動、行動はなかったということは皆さん理解していただければと思っております。これから自分自身がやってきたことを反省して、またピッチの上で活躍、子供達に夢を与えていけるよう頑張っていきたいと思っております。今回の件、深く反省しております」

 -小笠原、レオシルバ両選手へ直接の謝罪は。

 「鹿島アントラーズさんの方や小笠原選手、レオシルバ選手の方に出向いてという形はとっておりません」

 -今後は。

 「僕の発言で不快な思いをさせてしまったと、多大な迷惑をかけてしまったという事実があるので、そういうチャンスがあれば、僕の口から謝罪をさせてもらいたいなという思いはあります」

 -浦和のほかの選手には。

 「処分を受けてすぐの段階なので、まだほかの選手とコミュニケーションが取れてないという状況なので、僕の口からは説明させてもらってない。ただ、(4日の)試合直後に迷惑をかけたスタッフや選手の皆さんには申し訳なかったですという謝罪の言葉はさせてもらいました。裁定がくだってからは他の選手になにかを言ったというところはまだないです」

 -差別的な意思があって2試合ならともかく、単につばをかけられ、くさいと言って2試合の処分は重いのでは。処分についてどう思うか。

 「いや…。僕自身、その言動が多くの方に不快な思い、悲しい思いをさせてしまったという事実があるので、真摯に受け止めていかなければいけないなと(思う)。そのことに関してしっかり反省しないといけないと思っている。僕の中でそう(重いと)は思わないです」

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