「ＡＣＬ１次リーグ・Ｇ組、川崎４－０イースタン」（９日、等々力陸上競技場）

　最終戦が行われ、Ｇ組の川崎はホームでイースタン（香港）を下し、２勝４分けの勝ち点１０として同組１位で１次リーグ突破を決めた。広州恒大（中国）が２位。Ｈ組のＧ大阪はアウェーで済州（韓国）に敗れ、１勝１分け４敗の勝ち点４で同組最下位に終わり、敗退した。江蘇（中国）に続き、済州が１６強入りを決めた。

　ゴールラッシュで、１位で１次突破を決めた。川崎は前半２８分、ＤＦ車屋のクロスをＦＷハイネルが頭で押し込んで先制。さらに３試合ぶりの実戦復帰となったＭＦ中村のＣＫから２得点。計４得点を挙げて大勝した。

　「率直によかった」と中村。開幕から４連続引き分けと苦戦。最後に２連勝し、逆転で３大会ぶりに１６強に進んだ。「負けなかったから最後、つながった。みんな一丸で頑張った」とチーム力に胸を張った。

　４月２５日のアウェー水原（韓国）戦ではサポーターが旭日旗を掲出。執行猶予付きの無観客試合という重い処分が下った。この日は入場時に持ち物検査するなど、注意喚起。再発防止に努めた。

　中村は「自分たちのよさを出し切れば、アジアで戦える自信がついた」と１次リーグを総括。アジア制覇に臨む。