鹿島1位突破!鈴木神の手弾Cロナポーズ解禁 9試合ぶりのゴール「吹っ切れた」
「ACL・1次リーグ、鹿島2-1ムアントン」(10日、カシマサッカースタジアム)
最終戦が行われ、E組の鹿島はホームでムアントン(タイ)を2-1で破り、4勝2敗の勝ち点12で1位突破を決めた。
神の手が、1次リーグ首位通過をもたらした。同点の後半15分。MF遠藤のクロスにFW鈴木が頭で合わせたが、その直後、ボールは左腕に当たって角度が変わり、そのままゴールに飛び込んだ。「まあ、映像を見てみて下さい」。疑惑の決勝弾に苦笑い。それでも間違いなく、この日の主役だった。
前半19分は遠藤のスルーパスに反応。飛び出したGKの股間を抜くシュートで先制点を決めた。昨年のクラブW杯準決勝以来となるC・ロナポーズを解禁して喜びを表現した。
「1カ月、点を取っていなかった。自分自身で吹っ切れた」。3月17日の清水戦以来、9試合ぶりのゴールにほっとする。「きょうはハットトリックを狙っていた。チャンスがあっただけに残念」。どこまでもどん欲だった。