C大阪・杉本 有言実行弾! 母の日に孝行息子が感謝の1試合2発
「明治安田生命J1、C大阪5-2広島」(14日、キンチョウスタジアム)
C大阪はFW杉本健勇(24)の2得点を挙げる活躍などで、広島に5-2で快勝した。
季節外れの桜満開となった。C大阪がFW杉本の2得点など今季最多5得点で逆転勝ち。金鳥スタジアムでの5ゴールは、J1では11年12月3日の最終節・福岡戦(7-1)以来。ホーム無敗を守り、首位浦和と勝ち点3差の6位に浮上した。
先制を許した前半29分、杉本が右足で同点ゴールを決めた。自身初となる“母の日弾”。試合前日に「(母に)ゴールをプレゼントしたい」と話していた背番号9は、「有言実行できた」と誇らしげに胸を張った。
圧巻は3-2と1点差に迫られた後半13分だった。杉本は自陣からドリブルで約50メートルを独走。ペナルティーエリア外からDF水本の股を抜き、右足でC大阪のJ1通算850得点目を流し込んだ。今季得点した2試合はいずれも引き分けに終わっていただけに「やっと自分のゴールで勝てた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
2度目の1試合2ゴールで今季5得点とした。J1では自己最多だった川崎時代の6得点(15年)を上回ることは確実。15年に日本代表の国内組合宿に招集されるなど、期待されながら眠り続ける大器が、開花の時を迎えつつある。