C大阪・清武、ハリル監督にアピール弾 足で決めれず…頭でドンッ!
「明治安田生命J1、大宮0-3C大阪」(20日、NACK5スタジアム大宮)
C大阪は敵地で大宮と対戦して3-0と快勝した。後半18分に日本代表MF清武弘嗣(27)がヘディングで先制ゴールを決めた。浦和はFW興梠慎三(30)の3得点も実らず、清水と3-3で引き分けた。G大阪は鳥栖に3-0と快勝し、6戦負けなしで勝ち点を25として首位に浮上した。
試合の空気を一変するには十分な一撃だった。0-0の後半18分。MFソウザが放った左CKに合わせたのはMF清武だった。
ニアサイドで相手と競り合いながら押し込むヘディング弾。「たまたま来るかなと思っていたので、運が良かった。前半は攻め急いでいてまったりした展開だったので、1点入って良くなった」。試合の流れを決めた。
もっとも、“満点”の試合ではなかった。90分間を通じて、得点シーン以外の決定機もあっただけに、尹晶煥監督は「(清武は)足で決められなかった分、頭で決めたね」。清武自身も「試合後に(監督から)言われました。前半も後半も外していたので、持ってなかったんで、入って良かった」と胸をなで下ろしていた。
この日の試合は、日本代表のハリルホジッチ監督も視察。代表指揮官は清武のプレーについて「良くなってきている」と評価。25日に迫ったW杯予選の代表メンバー発表についても「もっともコンディションが良い選手を選びたい」と語った。
昇格1年目にして、チームは上位戦線に顔を並べる。それでも尹晶煥監督は「うまくいっている時ほど集中していかないといけない」とキッパリ。高い潜在能力を持つC大阪が加速してきた。