久保裕也帰国、ニックネーム「スシボンバー」に「気に入ってはない」
サッカーのベルギー1部・ヘント所属の日本代表FW久保裕也が24日、欧州でのシーズンを終えて成田空港着の航空機で帰国した。
激動のシーズンを駆け抜けた。昨夏のリオ五輪は、代表メンバーに選ばれながらも、大会直前にチーム事情などで不参加が決定。それでもヤングボーイズ(スイス)では公式戦10得点、1月から移籍したヘントでは同11得点と結果を残し続けた。久保は「今までで一番濃い一年でしたが、落ち着いてやれた。チャンスが来た時に決められたのが良かった」と振り返る一方で「コンスタントに結果が出たのは良かったが、もっとゴールも取れたし、アシストももっとしたかった」と悔しさもにじませた。
欧州のメディアからは“スシボンバー”という異名もつけられた。久保自身は「気に入ってはないですよ」としながらも「日本人が海外で活躍すると、呼ばれるようになる。(自分の)名前が出るのは良いことです」と話した。欧州1部リーグでは、日本人のシーズン最多得点者となったが「個人的には、上のリーグでやっている人も多いので、そっちの方がすごいと思うし、リスペクトしている」と謙虚に話した。
6月にはW杯アジア最終予選のイラク戦(13日・テヘラン)が控える。3月のUAE、タイ戦では勝利の立役者となったストライカーだが「すぐにポジションを奪われるし、奪える世界。常に危機感を持ってやりたいし、試合に出られるように頑張っていきたい」と気を引き締めていた。