日本サッカー協会は23日、東京都文京区のＪＦＡハウスで、日本女子代表なでしこジャパンのメンバー23人を発表した。７月１日にドイツ１部フランクフルトへの期限付き移籍が決まったエースＦＷ横山久美（長野）、ＤＦ熊谷紗希（リヨン）らが代表入り。ＦＷ菅沢優衣香（浦和）は代表に復帰した。

　４月のコスタリカ戦（熊本）から、入れ替わりは２人だけ。高倉麻子監督は「コスタリカ戦で新しく入った選手がいいパフォーマンスを見せた。もう少し、試していきたいと思った」と説明。今後の構想として「今回入っていない選手の中にもパフォーマンスを上げている選手がいる。そこも含めて３０人前後で競争してもらいながらメンバーを決めていきたい」と明かした。

　なでしこジャパンは５日に渡欧して、６月９日にオランダ、１３日にベルギーと親善試合を行う。ともに７月開幕の女子欧州選手権に出場するチームとの本気モードの戦いとなる。「攻守にアクションしながら、９０分間かしこく日本の良さを出しながら勝ちにこだわったゲームができればと思う」と話した。

　代表選手は以下の通り。

　【ＧＫ】山根恵里奈（千葉）、池田咲紀子（浦和）、山下杏也加（日テレ）

　【ＤＦ】鮫島彩（ＩＮＡＣ神戸）、熊谷紗希（リヨン）、中村楓（新潟）、佐々木繭（マイナビ仙台）、高木ひかり（ノジマステラ神奈川相模原）、大矢歩（愛媛）、市瀬菜々（マイナビ仙台）

　【ＭＦ】阪口夢穂（日テレ）、宇津木瑠美（レイン）、中島依美（ＩＮＡＣ神戸）、杉田亜未（伊賀）、猶本光（浦和）、中里優（日テレ）、隅田凜（日テレ）、長谷川唯（日テレ）

　【ＦＷ】菅沢優衣香（浦和）、横山久美（長野）、田中美南（日テレ）、籾木結花（日テレ）、上野真実（愛媛）