川崎8年ぶりACL8強進出 5月負けなし6戦全勝!次はクラブ初4強だ
「ACL・決勝トーナメント1回戦、川崎4-1ムアントン」(30日、等々力陸上競技場)
J1川崎はホームでムアントン(タイ)にFW小林悠(29)らのゴールで4-1と快勝し、2戦合計7-2で準々決勝に進出した。2009年以来で3度目。鹿島はホームで広州恒大(中国)を2-1で下して2戦合計2-2としたが、アウェーゴールの差で敗退が決まった。
4-1の大勝への口火は小林が切った。前半31分。左サイドからのパスをゴール右で受けると、左足でキックフェイントを入れてマークをはがした。次の瞬間。右足を鋭く振り抜いて、豪快にネットに突き刺した。
「なかなか崩せない難しい中で、前半に3点取れたのはよかった」。先制点を挙げた主将は2アシストも記録した。
チームは公式戦6連勝と勢いが止まらない。クラブの過去最高位となる2007、09年のベスト8に並び、小林は「ここからの戦いは正直楽しみ。選手としても、主将としてもすごく成長できている」と充実感を漂わせた。
鹿島の敗退が決定した。浦和も初戦のアウェーで敗れている。川崎がJリーグの希望の星となる中、「日本の代表として一つでも上に行きたい。最近は(Jリーグ勢が)結果を残せていないので、『自分たちが』と思っている」と意気込んだ。
8年ぶり3度目の8強入り。アジアの舞台でも主将が攻撃をけん引し、クラブ史上初となる4強入りを目指す。