長谷川健太氏が東京五輪監督に急浮上…18年始動に支障なし、内山監督は7月退任へ
「U-20W杯・決勝トーナメント1回戦、日本0-1ベネズエラ」(30日、大田)
サッカーのU-20日本代表の内山篤監督(57)が、7月に行われるU-23アジア選手権予選をもって退任する方向であることが30日、分かった。この世代の選手が中核となる20年東京五輪には、新体制で臨むことになり、後任の候補にJ1G大阪の長谷川健太監督(51)が浮上していることが明らかになった。16強による決勝トーナメント1回戦で、日本は延長の末、ベネズエラに敗れ、03年以来の8強入りはならなかった。
注目の東京五輪日本代表監督の候補に、長谷川氏が急浮上した。複数の関係者が明らかにした。後任は過去に五輪で采配を振った指導者や、Jリーグクラブの監督を軸に選定するという。
日本協会は日本人監督を基本線としており、2014年にJリーグ、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯の国内3冠を達成した長谷川氏が有力候補に挙がっているという。一方で、昨夏のリオデジャネイロ五輪を率いた日本代表の手倉森誠コーチも候補の一人とみられる。
東京五輪代表の活動は7月のU-23アジア選手権予選から事実上スタートするが、U-20日本代表の内山監督が暫定的に指揮する予定。東京五輪監督の初陣は、来年1月の同選手権(中国)となる見込みだ。
長谷川氏のG大阪との契約は今シーズン末までで、来年1月の指揮に支障はない。東京五輪代表監督の選任は、日本協会の西野朗技術委員長に一任されており、今夏から本格的な人選に入る。