鹿島・大岩新監督が始動「石井前監督のために」
J1鹿島の石井正忠監督(50)の解任に伴い、コーチから昇格した大岩剛新監督(44)が、31日、茨城県鹿嶋市内で練習の指揮を執った。
練習前のミーティングで監督として初めて選手と対面。「このクラブの目標は高いところにある。個々がそれぞれの立場で責任を感じ、ピッチ内外で責任ある行動、プレーを求めていこう」と訴えた。
この日、午前中には石井前監督と対面。「申し訳ない」「ありがとう」という言葉を受けて「うまくサポートできなかった」と伝えた。「石井さんのために、というのは僕らの中に存在する。それを内に秘めてチームは前に進まないといけない」と話した。
鈴木満取締役強化本部長は「変化をもたらしたほうが勝つ可能性が高まると思ったので人事をした」と明かす。新監督は「チームは前に進まないといけない。選手が前進すること、継続すること、少しでも成長、レベルアップすること。タイトルを取るために責任を持ってやりたい」と“戴冠”を約束した。