鹿島・大岩コーチが監督に昇格 初練習前のミーティングでゲキ飛ばした
J1鹿島は5月31日、石井正忠監督(50)を電撃解任した。鹿島は今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を最大目標として大型補強をして臨んだが、30日、16強での敗退が早々に決定。かねて監督-フロント間で選手起用や交代、調整法などで食い違う面もあり、この日になって、最終決断に至った。後任には大岩剛コーチ(44)が昇格する。
この日の練習で指揮をとって始動した大岩新監督は、タイトルを目標に据えた。「選手が前進すること、継続すること、少しでも成長、レベルアップすること。タイトルを取るために責任を持ってやりたい」と宣言した。
練習前のミーティングで監督として初めて選手と対面した。「このクラブの目標は高い所にある。個々がそれぞれの立場で責任を感じ、ピッチ内外で責任ある行動、プレーを求めていこう」とゲキを飛ばした。
現役時代は名古屋、磐田を経て03年に鹿島に移籍。11年にコーチに就任。選手、コーチとしてこの地で14年目を迎える。「このクラブは常に勝利が求められる。このクラブの立ち位置を理解して選手を導いていく責任がある」。歴史を継承していく。