本田圭佑が海外で戦う理由「2メートルの男とケンカしたい」

他の選手とは別でランニングを行う本田圭佑(左)=千葉県内
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 W杯アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)に向けて合宿中のサッカー日本代表が1日、千葉県内で練習を行った。ACミランを退団するFW本田圭佑(30)が午後練習から合流したが、ランニング中心の別メニューだった。練習後、報道陣に口を開き、自身の海外観を語った。

 日本への移籍を「考えていない」と明言し、その理由を「海外の2メートルの男とケンカしたい日本人だっているわけです。そういうところに刺激を求めていくヤツも何人かは日本人としていないといけない。我々の役割分担も職種にかかわらずある、ということです。僕、そんな風に考えています」と“巨人とのケンカ”で表現した本田。報道陣とのやり取りは“戦い”や“海外観”へと発展していった。

 「ケンカはそんな好きじゃないですよ」と苦笑いしつつ、9年半の海外での生活を振り返り、「何でも許せないシーンというのはサッカーだけでなく、いろんな生活をしているとあって。そのたびに日本人をなめるな、というところを伝えてきた。そういうものは僕は非常に大事だと思っている。人生において1番価値のある戦いだと思っている」と力を込めた。

 自身の考えのベースに、「特に“権力を振り回される系”は僕は許せないです」と、権威的なものに従わせられることへの反骨心を挙げた。「普通は…とか言われると『普通はって何やねん』と1日中考えてしまう。ロシアでも多々ありました。ロシアの普通は半端じゃないんで」と常識にとらわれない自分であり続けることを重視した。

 3年半を過ごしたイタリアは「新しい部分を取り入れるのは、すごくイタリアは苦手。よそ者は受け付けたくないという文化は良くも悪くも(ある)。だから歴史を大事にするんですけど。おじいちゃん、おばあちゃんのような成功者を大事にします。何でもそうです。メリット、デメリットあるので」と、伝統を重んじる国であったと振り返った。

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