長友 アモーレから1年…「結果残す」 加藤と“競闘”同じ雑草魂の新戦力に刺激

 「日本代表強化合宿」(2日、千葉県内)

 サッカー日本代表の合宿6日目が2日、千葉県内で行われ、DF長友佑都(30)=インテル・ミラノ=とMF香川真司(28)=ドルトムント=が合流。招集された海外組が全員そろい、W杯アジア最終予選イラク戦(13日・テヘラン)に向けて調整した。長友はコンディションの良さを強調。ちょうど1年前に交際宣言した女優・平愛梨夫人(32)との披露宴も控える中、代表に集中して結果を出す。

 ちょうど1年前。昨年の6月2日。愛知・豊田。長友は「僕のアモーレです」の名言とともに交際宣言した。この日は、新たな名言を求められて「そんな面白いこと、言えない」と苦笑い。「まずは代表で結果を残すことを考えたい」。スイッチは代表モードに切り替わっていた。

 代表には新たな顔ぶれが並ぶ。左サイドバックの座は酒井高、宇賀神と競う。「競争は常にある。新しい選手も来るけど、負けないという強い気持ちを持っている」と自信を口にした。

 新戦力の加藤とミニゲームで激しいマッチアップを展開。「僕と同じような雑草魂でここ(代表)に来た。似ているところがあるのかな」。感じ取ったのは、同じ苦労人のにおいだ。「(加藤は)物おじしないし、ガンガンやってくる。厳しい経験をたくさんしたと思う。プレーヤーとしても人間としても感じるところはある」と刺激を受けた。

 今季は試練のシーズンだった。インテル・ミラノでは出場試合数は激減した。それを「サッカー人生、引退した後も、苦しんだ分、生きると思う」と前向きにとらえた。契約は19年6月まで残す。だが、「クラブが必要としないなら、荷物をまとめて出て行く。必要とされるところで輝くだけ」と、含みを持たせた。

 不遇のシーズンは最終的にポジションを勝ちとった。終盤7試合連続出場でフィニッシュ。おかげで「コンディション的にはいい状態」とニヤリ。「今回は準備期間もある。言い訳はできない。結果で証明する」。「アモーレ」を一時封印し、最高の答えを出してみせる。

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