レアル史上初のCL連覇!Cロナ2発、堅守のユベントスから4ゴール圧勝
「欧州CL・決勝、ユベントス1-4Rマドリード」(3日、カーディフ)
サッカー欧州最強クラブを決める欧州チャンピオンズリーグ決勝が3日(日本時間4日)、英国・カーディフのミレニアム・スタジアムで開催され、レアル・マドリード(スペイン)が、エースのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(32)の2ゴールなどで、4-1でユベントス(イタリア)に圧勝。大会名称がチャンピオンズリーグに変更となった1992-93シーズン以降、初の連覇を達成した。
1998年ファイナルで戦った両チームの決戦。19年前オランダ・アムステルダムでの対戦は、Rマドリードがミヤトビッチのゴールで1-0で欧州王者となっている。
ここまで今大会最多の32得点で勝ち上がってきた攻撃のRマドリードと、わずか3点と最少失点を誇る守備のユベントス。一発勝負のファイナルには似つかわしくなく、序盤からリスク覚悟で攻め合う展開となった。
最初にチャンスをつかんだのはRマドリード。前半20分、左サイドから出てきたボールを中央でロナウドが収め、右サイドを攻め上がったDFカルバハルを使う。カルバハルの折り返しを右足ダイレクトでロナウドがシュート。名手GKブフォンの伸ばした右手の先を抜き、ゴール左隅に先制ゴールを決めた。
その7分後、ユベントスが反撃に出る。左サイドのDFアレックスサンドロがクロス。FWイグアインがダイレクトでつないだボールをFWマンジュキッチが胸トラップから右足のスーパー背面ボレーを決めて同点に追いつく。
しかし後半に入ると、Rマドリードの攻撃力がイタリア王者を襲う。16分、MFクロースのシュートが防がれたこぼれ球をMFカゼミロがダイレクトでロングシュート。これがブロックしたユベントスMFケディラに当たりコースが変わり、ゴール左隅に決まった。そして3分後には敵陣でボールを奪ったMFモドリッチが右サイドからクロスを入れ、ニアに飛び込んだロナウドが右足でこの試合2点目を決めた。
Rマドリードは33分には負傷明けのFWベールを投入。地元ウェールズの英雄の登場にスタジアムがわく。39分には途中出場のユベントスMFクアドラドが2枚目のイエローカードで退場。45分にはRマドリードDFマルセロが左サイドを突破して折り返すと、途中出場のMFアセンシオが左足で決定的となる4点目を決めた。
今大会を通じて、3失点しかしていなかったユベントスから4点を奪う圧勝で欧州CL初の連覇を達成したRマドリード。エースのロナウドは大会12ゴールで5大会連続の得点王に輝いた。