日本、勝ち切れず 代表復帰の今野が同点ゴールも
「サッカー・国際親善試合、日本1-1シリア」(7日、味の素スタジアム)
日本は先制点を許したが、後半13分に3月の代表戦で左足小指を骨折した今野泰幸(G大阪)が同点ゴールを決め、引き分けた。13日にW杯アジア最終予選のイラク戦をイランで行う。
センターバックに吉田麻也と昌子源が初めてコンビを組み、中盤ではインサイドハーフと呼ばれるポジションに香川真司と、今野が入った。本田圭佑はベンチスタートだった。
日本はいきなりアクシデントに見舞われた。香川が前半7分、相手選手との接触で左肩付近を痛めてしまう。結局、プレーを続行できず倉田との交代を余儀なくされてしまった。前半の残った時間は日本はあまり効果的な攻撃を仕掛けることができず。0-0で試合を折り返した。後半開始時点で、右FWの久保に代えて本田が投入された。
後半開始早々に日本は先制ゴールを許してしまう。3分、右ショートコーナーからクロスを上げられ、頭で飛び込んだマルドキアンに決められた。
しかし、その後の同13分、左サイドを突破した長友がクロスを入れ、逆サイドで今野が押し込み同点とした。
ハリルホジッチ監督は後半8分にMF井手口(山口と交代)、14分にFW乾(原口と交代)、18分にFW浅野(今野と交代)、40分にFW岡崎(大迫)と攻撃的なポジションに次々と選手を送り込んだ。
試合終盤は乾が得意のドリブルで再三、決定機を作り出したが、得点には結びつかなかった。32分には乾自らドリブルシュートを放つもGKにはじかれ、42分には乾のドリブルからチャンスが生まれたが最終的に本田が放ったシュートは枠を外した。