テヘラン渡航者に外務省が注意喚起 7日に大規模テロ発生
「W杯アジア最終予選、イラク-日本」(13日、テヘラン)
W杯アジア最終予選イラク戦に臨むサッカー日本代表はシリア戦の引き分けから一夜明けた8日、都内で調整した。シリア戦で負傷し「左肩間接前方脱臼」と診断されたMF香川真司(28)=ドルトムント=が離脱することが日本協会から発表された。追加招集はない。DF吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(マルセイユ)、MF山口蛍(C大阪)も負傷で練習不参加となったハリルジャパンは深夜、成田空港発の航空機でテヘランに出発。
イラク戦が行われるテヘランで7日に発生した大規模なテロを受け、選手やスタッフに対して、現地の状況説明が行われた。選手に動揺も広がっているが、外務省が発表する危険情報は最も低い「レベル1」。GK中村は「結果を出すことに集中したい」と強調したが、MF井手口は「ちょっと怖い」と本音を漏らした。
外務省は「海外安全ホームページ」内でイラク戦を観戦する渡航者に「スタジアムは標的となりやすいことを認識し、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れる等の注意に加え、安全確保に努める」など注意喚起をした。