ロシアW杯大会組織委が自信の11都市12会場をアピール

 W杯ロシア大会は11都市の12会場が舞台となる。開幕まであと1年。地元組織委員会のソロキン最高責任者は5月の国際サッカー連盟総会で「準備が整うことに疑いの余地はない」と、自信たっぷりにアピールした。

 開幕戦と決勝などを行う主会場がモスクワのルジニキ競技場だ。かつて本田圭佑がプレーしたCSKAモスクワが本拠地とし、約8万1000人収容の巨大なスタジアムに生まれ変わる改築工事は、今年3月に主要な部分の工程が終了した。

 17日開幕のコンフェデレーションズカップの舞台となるのが、五輪の開会式を行ったスタジアムを改修したソチのほか、サンクトペテルブルク、カザニ、モスクワのスパルタク競技場の四つ。既に代表戦やクラブの試合でも使用されている。

 残り7会場のうちエカテリンブルクは改築、バルト海に面しポーランドとリトアニアに挟まれた飛び地領のカリーニングラードや、サマラなど六つは新築となる。今年中には全てが完成する予定で、来春にテストマッチを実施して本番に備えるという。

 組織委によると、W杯の投資総額は約6400億ルーブル(約1兆2500億円)に上る。広大な国土に散らばる各会場を結び、世界中からのサポーターを受け入れるため、各都市の空港の拡充やホテルの新築なども進む。

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