井手口代表初先発へ ハリル監督「良いもの見られた」
「W杯アジア最終予選、イラク-日本戦」(13日、テヘラン)
W杯アジア最終予選イラク戦に臨むサッカー日本代表は12日、試合会場で冒頭15分間を除く非公開練習で最終調整を行った。
チーム最年少のMF井手口陽介(20)=G大阪=がイラク戦で代表初先発する可能性が浮上した。
非公開で行われた戦術練習では、主力組のインサイドハーフと呼ばれる左MFの位置でプレー。豊富な運動量での前線からの守備に加えて、高いボール奪取能力でショートカウンターの起点となることが期待される。
7日のシリア戦で後半8分から出場して、Aマッチデビュー。攻守両面で積極的なプレーを見せたが、「(中東には)体が強い選手が多いので、まだまだ(距離を)詰めて行かないといけないというのはある。もっと詰めてボールを奪いに行けるようにやりたい」と気持ちを引き締める。
ハリルホジッチ監督は公式会見の中で、「(非公開練習の内容は)ここで説明できないが、なかなか良いものが見られた」。井手口自身も「いつ言われても行けるようにしっかり準備していきたい」と腕ぶす。G大阪が誇る若きダイナモが、イランのピッチで躍動する。