ハリル日本 チャーター機で直行プラン浮上 移動負担減で万全の態勢を整える

イランに向け出国する日本代表・本田
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 日本サッカー協会が、W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(9月6日・アウェー)に向けた移動でチャーター機の利用を検討していることが13日、分かった。敵地でのサウジ戦は全10試合となる同予選の最終節で、W杯出場を決める一戦となる可能性があり、8月31日のホーム・オーストラリア戦後、スムーズに移動することで選手の負担軽減や、現地での順応期間を少しでも長くすることが狙いとなる。

 万全のサポート体制で、W杯切符をつかみ取る。日本代表スタッフはサウジアラビア戦に向けた移動について「チャーター機の利用も十分にあり得ます。負担を減らすことができれば意味は大きいと思います」と証言。検討段階に入っていることを明かした。

 現在、日本が戦うW杯アジア最終予選のB組は、8日にオーストラリアがサウジアラビアを下したことで日本を含めた、三つどもえ状態。重要な最終節の前には、8月31日にホーム・オーストラリア戦が控えており、同戦からサウジ戦に向けた準備期間は短い。サウジ戦の会場として予想される西海岸の都市・ジェッダまでは日本から直行便がなく、チャーター機が利用できれば、選手たちの負担軽減にもつながる。

 気候の順応にも効果的になりそうだ。チャーター機の利用が実現すれば、定期便の利用に比べて1日早いサウジ入りが可能。選手のコンディションに強いこだわりを見せるハリルホジッチ監督にとっては重要な要素だ。

 9月のジェッダは高温多湿で、日中の最高気温が50度を超える可能性すらある。現段階では試合開始時刻も未決定だが、ハリルホジッチ監督が「健康上にリスクがある」と話したテヘランのイラク戦を上回る過酷な環境も予想される。

 最終的にチームのスケジュールを決めるのは、監督の専権事項。だが、最終予選前には田嶋会長も「チャーター利用も含め、チームの要望を実現できるようにできる限りの支援をしたい」と話していた。時間と疲労をマネジメントして、予選の最終戦を乗り切る。

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