本田 バースデーアシスト決めるも…「もう少しチームとして戦えれば」
「W杯アジア最終予選、イラク1-1日本」(13日、テヘラン)
日本はイラクと1-1で引き分け、勝ち点17でB組の首位を守った。前半8分にFW大迫勇也(27)=ケルン=がアジア最終予選初得点となる先制ゴール。だが追加点を奪えずに追い付かれ、勝利を逃した。アジア最終予選はA、B各組の1位と2位がW杯の出場権を獲得。3位同士の勝者は北中米カリブ海4位とのプレーオフに回る。
31回目の誕生日に勝利の花を添えることはできなかった。本田圭佑(ACミラン)は前半8分、右CKから鋭く左足を振り抜き、ニアへフワリと曲がるボールを供給。FW大迫の先制点をアシストしたが、試合後に笑顔はなかった。
「悔しいですね。悔しいけど仕方ない。しっかり反省したい」と本田。5試合ぶりに右FWで先発し、国際Aマッチ90試合目。三浦知を超えて日本歴代9位となり、腕には黄色いキャプテンマークを巻いた。攻守にわたり存在感を発揮したが、勝利にはつながらず。「若い選手もいるし、ケガ人が多い中で最低限」と冷静に振り返った一方、「追加点を狙えたんじゃないか」と課題も口にした。
「あと2つ、それぞれ決勝のつもりでプレーしたい」。力強いまなざしで次戦を見据えた。