G大阪・長沢 パトリックに惜別弾!“神阪ダービー”にケリつけた
「明治安田生命J1、神戸0-1G大阪」(17日、ノエビアスタジアム神戸)
3位のG大阪は神戸を1-0で下し、勝ち点28とした。盟友に捧げる一撃だった。後半25分、G大阪の日本代表MF倉田のクロスに、途中出場のFW長沢が192センチの体を投げ出し頭を合わせた。“神阪ダービー”に決着を付けた長沢は自身と交代でピッチを後にしたFWパトリックの下に駆けた。
「パトの気持ちも背負ってガムシャラにやろうと思った」。昨年10月に右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷したパトリックは長期間のリハビリを経て復帰したものの、今月末に契約満了で退団することが決まっている。長沢も清水時代の14年に右膝前十字靱帯を断裂しており「彼の気持ちは痛いほど分かる」と思いやった。
代表戦の疲れを押して決勝アシストの倉田も「パトあっての3冠だった」。別れを惜しむように一丸となったG大阪が、2戦ぶりの勝利で首位柏に肉薄した。