内田篤人、新監督下の構想外も覚悟 「厳しいけど、そこは見ないと」

 サッカードイツ1部・シャルケのDF内田篤人(29)が30日、クラブ練習に合流するために成田空港からドイツへ出発するのに際して、取材に応じた。シャルケの監督がマークス・ワインツィアル氏からイタリア人のドメニコ・テデスコ新監督(31)に交代した。自身が新監督の構想から外れている可能性まで視野に入れつつ、今現在、抱いている移籍観について語った。

 たった2つしか年齢が違わない新監督誕生を「世界的にはそういう流れなのかな」と受け止めていた。「もちろん一緒に戦いたい」と続けたが、プロ選手として、冷静な考えも持っていた。「構想に入ってなかったらしょうがないのでね。(移籍ウインドーが終了するまで)1カ月あるから、うまく見極めながらが、一番初めかな」と、自分がチームに求められているかを把握し、移籍に踏み切る可能性も排除しなかった。

 契約は18年6月30日まで。10年から所属するクラブに愛着はあっても、プロとしての決断は別だ。「試合に出れるよという感じではないかもしれない。(練習が)始まんないと分からない。練習に行っても、みんなとやれない選手もいっぱいいるから。それが自分なのかな?違うのかな?厳しいけど、そこはちゃんと見ないといけない」と淡々と語った。

 ロシアW杯まで約1年となった。代表復帰を期待する声も多い中、「すごい良い場所だったなとは思いますけど、代表とかW杯がすべてではなくて、自分がどうやったらサッカーがうまくなるのかなというのを考えて移籍したいし、チームを決めたいし」とW杯のためのクラブ選びはしない考えでいる。言葉を一つ一つつむぎながら「大きなサッカー選手として(の目標は)うまくなるという、追求していくという感じに関して言えば…そんな感じです」と、心境を明かした。

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