「コンフェデレーションズ杯・準決勝、ドイツ４－１メキシコ」（２９日、ソチ）

　準決勝１試合が行われ、ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会覇者のドイツが２２歳のゴレツカの２ゴールなどでメキシコに４－１と快勝した。初優勝を目指し、７月２日（日本時間３日）の決勝で南米王者のチリと対戦する。メキシコはポルトガルとの３位決定戦に回った。

　４得点で完勝したドイツのレーウ監督は、「試合ごとに成長し、本物のチームになってきている」と目を細めた。

　試合開始の笛と同時にギア全開で襲いかかった。「最初の１５分、２０分は前へと激しくプレスをかけた」と監督。ピッチ上の選手は見事な意思統一から前半６、８分にゴレツカが連取。思惑通り、一気に主導権を握った。

　シュートの正確性も目を引いた。ドイツの１２本を大きく上回る２５本のシュートを放ちながら、力任せに外し続けた相手とは対照的だった。「準決勝で４－１は素晴らしい結果」と監督は上機嫌に言う。強さの理由を改めて示した９０分間だった。