鈴木啓太氏「点を取らないといけないですか?」7・17引退試合

 引退試合を控え、思いを語る元浦和・鈴木啓太氏
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 2015年限りで現役引退した元浦和MF鈴木啓太氏(35)が1日、さいたま市内で取材に応じ、17日に開催される引退試合をPR。意外な悩みを打ち明けた。

 「点をとらなきゃ、いけないんですか?」。主役として出場する記念試合。当然期待されるのはゴールだが、「僕、400試合出て10得点だったので…。とらないのも自分らしいと思うんですけど。そんなの、ダメなんですかね」と真顔で話した。

 試合は浦和OB主体の「REDS LEGENDS」と鈴木氏と同時期に代表でプレーをした選手主体の「BLUE FRIENDS」の対戦。鈴木氏は両チームで出場する。ここでも「青い側でプレーしているときに、レッズ相手に点をとっていいのかどうか」とさらに困惑していた。

 試合に向けてトレーニングを進めている。「1年半も離れているとなかなか追い込めない。選手ってすごいなと思った」と話しつつ。「今は(柏木)陽介に勝てる」と走力復活に自信を口にした。

 出場予定選手は、現役では中村俊輔、松井大輔(磐田)、矢野貴章、田中達也(新潟)、明神智和(長野)、巻誠一郎(熊本)、岩政大樹(東京ユナイテッド)。OBでは、ギド・ブッフバルト氏、福田正博氏、岡野雅之氏、福西崇史氏、ロブソン・ポンテ氏、三都主アレサンドロ氏ら。

 「キーワードは同窓会。赤い同窓会と、青い同窓会です。選手たちは久々のメンバーとプレーして、『あのとき、こうだった』と思ってプレーする。ファン、サポーターのみなさんも、同じように思っていただければ。スタジアムでしか会わない人と足を運んでほしいです」と“同窓会”を呼びかけた。

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