柏、守護神が痛恨ミスもイレブンかばう「これまで助けてもらった」
「明治安田生命J1、柏2-3鹿島」(2日、日立柏サッカー場)
暫定首位の柏は、ホームで鹿島と対戦。前半24分にMF大谷のゴールで先制するも、後半に入って3失点。4月8日の清水戦(0-2)以来、11戦ぶりの敗戦となり、首位から陥落した。
柏イレブンが、痛恨のミスをした守護神・中村をかばった。1-0で迎えた後半8分、鹿島・FW金崎のシュートで同点とされると、続く11分には鹿島MF永木のFKで、目測を誤って逆転を許した。
中村にとっては痛いミスだったが、下平監督は「確かに失点は明らかに中村航輔のミスだが、今までさんざん助けてもらっていた。本人も次に向かってくれると思う」と話した。主将の大谷も「これまで多くの試合で航輔に助けてもらってきて、勝ち点を積み上げてきた。本人は責任を感じるかもしれないが、(次戦も)いつも通りのプレーをしてほしい」と話した。
約3カ月ぶりとなる黒星で首位からも陥落した柏だが、リーグの折り返し地点である17戦を終え、勝ち点は34を記録。大谷は「順位はあまり気にしない。最後にどこにいるかが大事なんで。ここまで残した結果には自信を持っていいと思う。ただ今日、勝てなかったことを受け止めて、ここから連敗しないようにしたい」と語り、後半戦での巻き返しを誓った。