広島・森保監督が退任 成績不振を理由に自ら申し出「プロは結果がすべての世界」
J1広島は4日、森保一監督が3日をもって退任したと発表した。今後は横内昭展ヘッドコーチが監督として暫定的に指揮を執る。
森保氏は2012年から広島のトップチーム監督に就任。12年、13年、15年には優勝を飾るなど実績を上げたが、今年は2勝4分11敗の17位と低迷していた。
森保氏はクラブHPで「プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません。サンフィレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かちあえたことは、いい経験となりました。今は皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした。ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました」とのコメントを発表した。
織田秀和社長は公式HPで退任の経緯を説明。前半戦が終了した時点で足立強化部長、森保氏、織田氏の3人で総括を行ったところ、森保氏から成績不振による辞意の申し出があったという。クラブとして慰留したというが、本人の意思は固かったという。
織田社長は「2012年に監督に就任して以降、3度のリーグ優勝を成し遂げるなど、クラブの歴史に刻まれる素晴らしい功績を残していただきましたが、これも森保監督の情熱と選手、スタッフをはじめとした、サンフィレッチェにかかわるすべての方との深い信頼があってこそです。選手としても活躍し、まさにチームのレジェンドともいえる森保監督の辞任を了承することは、苦渋の決断であり、非常に残念に思います」とその功績を称え、辞任を残念がった。