鹿島・遠藤、技ありループで決勝弾!敵地全勝で単独首位ターン
「明治安田生命J1、G大阪0-1鹿島」(5日、吹田サッカースタジアム)
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化だった2試合が行われ、鹿島はG大阪を1-0で下し、5連勝で単独首位に浮上した。
0-0の後半10分、MF小笠原満男(38)のスルーパスに敵陣深く走り込んだMF遠藤康(29)が「興味本位で狙ってみた」と角度のない位置から左足ループシュート。クロスを警戒して飛び出しかけたGK東口の逆を突く技ありの一発が決勝点となった。
大岩剛監督(45)は就任後リーグ戦無傷の5連勝。出番を与えられた選手が起用に応える好循環に「それぞれのパフォーマンスをピッチ上で表現してくれた結果。チーム力が上がっていく要因」と手応えをにじませた。
アウェー全勝で前半戦を折り返す快挙にもDF昌子は「どちらかと言うと珍記録。ホームで連勝するのが一番かっこいい」と複雑な表情を浮かべた。2ステージ(S)制だった昨季は最終的に年間王者に輝いたが、第1Sを制しながら第2Sは11位と失速。昌子は「今季はそうならないようにしたい」と話し、遠藤も「最後に首位にいないと意味がない」と続けた。