ポドルスキ即合流で強烈左足披露“所信表明”「何かを成し遂げたい」
J1神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が7日、神戸市内で行われたチーム練習に初合流した。練習前には「みんなと何かを成し遂げたい」とあいさつを交わし、来日翌日にもかかわらずミニゲームにも参加。鋭いシュートを放ち、早速チームメートの度肝を抜いた。
決意の表れだった。ポドルスキが来日翌日に練習場に姿を見せた。練習前の円陣では「長い旅で疲れているけど、みんなに会えて、こうしてピッチに来ることができてうれしい。僕にできることがあると思うけど、みんなにも助けてほしい。みんなと何かを成し遂げられたらうれしい」とあいさつ。新たな仲間に“所信表明”した。
ハーフコートのミニゲームに参加してアシストを記録。ゴールこそなかったが、得意の左足で名刺代わりの強烈なシュートを放った。セーブしたGK吉丸は「速くて、気が付いたらボールが飛んできていた」と舌を巻いた。
リーグ・仙台戦(ノエスタ)の前日で、軽めの練習ながらフルメニューを消化。時差ボケも残るが「これが仕事」と話すようにプロ意識の高さを見せた。練習後は「最初の日で楽しく練習できた。最初の試合に向けて準備をしていきたい」と、最短デビューとなる予定の大宮戦(29日、ノエスタ)に照準を合わせた。
チームメートの期待も高まる。同じ左利きのFW田中順は「うまさと強さの両方を持っている」。DF渡部は「クロスやシュートの場面で、日本人では考えられない質のボールが飛んできた」と世界レベルを体感した。
主将のFW渡辺は「雰囲気はすごくあった。チームにいい刺激を与える」とし、DF岩波も「一流のプレーヤー。影響力のある選手が入るのは大きい」と続けた。チームは3連敗で11位と低迷するが、後半戦逆襲への起爆剤としては十分だ。