【一問一答】元なでしこ丸山、なぜボブスレー参戦「五輪には出たい」
元サッカー女子日本代表なでしこジャパンの11年W杯優勝メンバーで、昨季限りで現役を引退した丸山桂里奈さん(34)が8日、都内で行われたボブスレーの平昌五輪に向けた第一次選考会に電撃参戦した。女子の参加選手は3人。15、30、45メートル走と30メートルの加速走、立ち幅跳び、砲丸フロントスローで争ったが、現役時代の動きにはほど遠く、総合得点は62・5点。450点以上をマークした陸上の幅跳び選手の大学生2人に大差で完敗。一次選考突破は絶望的となった。丸山さんとの一問一答。
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-ボブスレーに挑戦しようと思ったのは?
「やっぱり(サッカーで)五輪とW杯に両方出て、自分のリーグで戦ってきた中で、昨年引退して、トレーニングはある程度続けてきて、物足りなさを感じた。何か挑戦したいという気持ちが芽生えてきた時に、ボブスレーの選考があると聞いて。私にも挑戦できるかなと思った」
-ボブスレーという競技は知っていた?
「スピードが出るので、怖そうだなと思っていたけど、走って乗ってから滑る競技。脚力とか、瞬発力とかサッカーで培ってきたものを発揮できるかなと思った」
-ソリには乗ったことがある?
「ソリというか段ボールに乗って、滑ったことはあります」
-今日の選考会の結果は
「率直に悔しい。平均点以上が取れなかった。サッカーをやっていた時の熱い気持ちが呼び覚まされました」
-選考会までどんな練習を
「坂道ダッシュを。坂道ダッシュは自分の原点でもあるので。あとはウエイトトレーニングをやってきた」
-今後も挑戦は続く?
「選考を通って、合宿に参加できたらなと思う。自分にできることはスポーツを盛り上げること。積極的にやっていきたい。(夏冬五輪出場は)革命的で、凄いじゃないですか。ボブスレーはスピード感があって、見ている人もやっている人も楽しい競技だと思う。やっぱり絶対五輪には出たい」