本田の移籍先「パチューカ」って?メキシコのサッカー事情とは
サッカー日本代表FW本田圭佑(31)が14日、メキシコの強豪パチューカと移籍加入で合意し、クラブと本人が公式ツイッターなどで明らかにした。
メキシコは北中米屈指の強豪国で、W杯には1930年の第1回大会を皮切りに計15回の出場を果たしている。最高成績は70年、86年のベスト8。高い個人技をベースに素早いパス交換でゴールに迫っていくスタイルが特色で、FWハビエル・エルナンデス(レバークーゼン)らが主力の現代表は、W杯ロシア大会北中米カリブ海5次予選で首位に立つ。
12年にはロンドン五輪を制すなど若年層の育成には定評があり、若手を中心に有力選手の多い国内リーグのレベルは決して低くない。1部リーグは18クラブが参加。パチューカのほか、クラブアメリカ、グアダラハラなどが優勝争いの常連だ。
パチューカは国際大会でも結果を残している。北中米カリブ海・チャンピオンズリーグを5度制覇し、クラブW杯にも今年で4度目の出場。国内では近年最も成功したクラブと言われており、メキシコ代表選手も定期的に輩出している。
99年の国内リーグ初優勝時の監督は、前日本代表監督のハビエル・アギーレ氏。現在はウルグアイ人のアロンソ監督が率い、高い攻撃力を特長とする。白&紺がチームカラーで、本拠地はエスタディオ・イダルゴ(約2万7500人収容)。