カズが語るメキシコサッカー、「途中から出て鼻血が出た」
J2横浜FCの三浦知良(50)が15日、日本代表FW本田圭佑が移籍したパチューカがあるメキシコのサッカーについて思い出を語った。ブラジル・サントス時代に遠征で首都のメキシコシティーを訪れたことがあるという。パチューカとは対戦しなかったが、そこで経験したメキシコならではの思い出を振り返った。
カズの記憶によると、サントスとプロ契約をした86年。遠征し、「そこのクラブチームとやったことがあるんですけど、強かったという思い出がありますね。個人の力もありましたし、相手はパチューカじゃなかったですけど、1部のクラブチームで、引き分けだった」と、実力のあるチームと対戦したと振り返った。
当時19歳のカズは途中出場だったというが、その時に印象深い体験をした。「途中から出て鼻血が出たのを覚えています。高地にやられて、息が続かなかった」。厳しい環境である一方で、サポーターも熱狂的で、「すごい歓迎されましたし、お客さんの熱狂もすごかったです」と振り返った。
本田へは「(86年当時の)その時もメキシコのサッカーは国民的なスポーツですから、そこの一番いいクラブでやるわけですから、やりがいがあるんじゃないですか」とエールを送ったカズ。「メキシコリーグを多分、本田選手のおかげで見られると思うので楽しみにしています」と笑顔だった。
この日は左膝痛から復帰し、3カ月ぶりにベンチ入りを果たした。出場こそなかったが、チームは岐阜に1-0で勝利し、連敗を4で止めたことに笑顔だった。