ネイマールのPSG移籍は金銭トラブル? 父親が内情を明かす
フランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したブラジル代表FWネイマールの父親が、スペインのラジオ局コーペの番組で移籍理由について言及した。息子の代理人を務める父親は、昨年のバルセロナ(スペイン)との契約延長にともなう報奨金が支払わなかったことでクラブとの関係が悪化したとしている。
ネイマールの父は、バルセロナ幹部との交渉について「彼らが自分たちの言う事を尊重しないのなら、私もそうする。私はもともとネイマールがバルセロナに残るように説得していたが、幹部の態度が変わったことで私も意見を変えた」と明かし、PSG行きが加速した理由をほのめかしている。
父親が指摘する問題点は、昨年ネイマールがバルセロナと契約延長を結んだ時に約束されていた1年後の報奨金2600万ユーロ(約33億9000万円)の支払い。なおバルセロナ側はネイマールの移籍が確定した段階でこの報奨金を支払わない考えに至ったとし、それ以前は公証人にこの一件を預けていたとして移籍とは別問題との見解を示している。
息子の近況についてネイマールの父は「(バルセロナの米国遠征後となる)中国から戻って来て決断した。彼は今、望んでいたところにいる。大きな挑戦を前に満足しており幸せだ。バルセロナにはレオ・メッシという主役がいて、それは今後も変わらない。メッシはネイマールのアイドルで愛情と尊敬の対象。ただ彼はメッシの替わりになるのは望んでいない。レオはアイドルでネイマールは自分の道を進まなければならない」と説明した。