C大阪・杉本7戦8発とゴール量産 代表コーチの前で猛アピール

 「明治安田生命J1、磐田1-1C大阪」(19日、ヤマハスタジアム)

 C大阪はFW杉本健勇(24)が先制ゴールをマークも、磐田に後半に追い付かれて1-1で引き分けた。日本代表にふさわしい存在だと証明した。C大阪のFW杉本は前半37分、右サイドのMF水沼にボールが渡るとニアサイドに猛加速。低弾道のクロスに「ミートだけを考えた」と右足を合わせ、技ありの先制弾を流し込んだ。

 敗れた9日・清水戦で無得点に終わり、連続ゴールこそ5試合で止まったが、直近7試合8得点と量産態勢は続く。後半18分の決定機ではヘディングをポストに当て「全部決めたい気持ちはあるけど、スーパーマンじゃないので」とうつむいた。それでもJ1では自己最多を更新する14得点で得点ランク首位の浦和FW興梠を追走する。

 会場には日本代表スタッフも視察に訪れていた。既に予備登録メンバーに名を連ねているが、24日のW杯最終予選メンバー発表前、最後の一戦でアピールに成功。「俺自身は出し切ったし、やり切った。国を背負って戦いたいけど、後は監督が決めること」と、静かに吉報を待つ。

 チームは10人となった磐田に同点とされ、首位鹿島との勝ち点差は4に広がったが、背番号9の好調が再浮上を導くはずだ。

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