日本サッカー協会が２４日、ロシアＷ杯アジア最終予選のオーストラリア戦（３１日、埼玉スタジアム２００２）とサウジアラビア戦（９月５日、ジッダ）に出場する日本代表メンバー２７人を発表した。ここでは会見でのバヒド・ハリルホジッチ監督の発言を元に、各ポジションの選考理由についてまとめた。ＧＫは川島永嗣（メッス）の経験について多くコメントされ、評価が高いことをうかがわせた。

　▽ＧＫ　川島永嗣（メッス）、東口順昭（Ｇ大阪）、中村航輔（柏）

　ハリル監督　「東口と中村は皆さんも状態を見ていると思います」

　（続けて）「永嗣は不運なことに、チームでポジションを奪うことができず、若い選手が出ています。しかし、プレシーズンのゲームにはたくさん出ていますし、クラブにもお願いしたが、リザーブチームで試合に出させてもらっている。このように、試合に出ながら準備をしてきています。その試合は２－０で勝ち、素晴らしい内容だったと報告を受けています。ＰＫも止めたということです」

　所属クラブでの出場を重視するのが基本路線であるハリルホジッチ監督だが、それを超えて川島を評価していることが分かる。リザーブチームでの出場を「クラブにお願いした」という発言からもうかがえる。「永嗣のメンタル面の影響、そして経験はこういう試合で必要だと思います。彼の存在は、重要だと思います」と期待も寄せていた。