岡崎を左FWで起用か 長友とレッキー封じる
「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)
サッカー日本代表は29日、勝てば6大会連続6度目の本大会出場が決まるオーストラリア戦に向け、さいたま市内で冒頭15分間をのぞく非公開練習を行った。オーストラリアの強烈なサイド攻撃対策としてFW岡崎慎司(31)=レスター=が左サイドに入る戦術もテストしたという。
ハリルホジッチ監督は大一番に秘策を用意していた。この日行われた戦術練習では岡崎を左FWで起用。運動量に秀でた岡崎-長友の“ONライン”でオーストラリアのサイド攻撃を封じ込める。
3-6-1布陣のオーストラリアはスピードのあるレッキー(ヘルタ)を配した右サイドが脅威となる。コンフェデ杯などを分析した結果、指揮官は解決策にたどり着いた。
岡崎は「勝つしかない。深くは考えない」と本能をむき出しにし、長友は「中央はフィジカルが強いのでサイド勝負になる。3バックの裏を狙った速いカウンターが効く」と攻略のイメージを描く。
代表通算50得点を刻んだ侍ストライカーは「持っている力を見せ付けて勝ちたい。W杯に行く資格があることを見せたい」と力強く言葉を結んだ。