「Ｗ杯アジア最終予選、日本－オーストラリア」（３１日、埼玉スタジアム２００２）

　サッカー豪州代表のアンジェ・ポステコグルー監督（５１）が３０日、Ｗ杯アジア最終予選、日本戦（３１日、埼玉スタ）に向けて会見に臨み、勝利に自信をのぞかせた。２９日にＢ組の１試合が行われ、サウジアラビアが１－２でＵＡＥに敗れたため、豪州も勝てば本大会出場が決まる。サウジは勝ち点１６のままで、同１７の日本は同組１位で変わらず。

　豪州代表のポステコグルー監督は公式会見で、４年間で作り上げたチームへの自信と手応えを口にした。

　「チームは今が一番クリティカルな段階。ホームでもアウェーでも勝ちを目指してきた。勝利することがわれわれのＤＮＡに入っている。あすも変わらない」。勝ってＷ杯出場を決める思いだ。

　不安材料はある。最終予選でチーム最多の４得点、コンフェデ杯ドイツ戦でも得点したＦＷユリッチ（ルツェルン）が前日に続いて全体練習に加わらず、欠場の恐れもある。

　それでも「準備は万端だ」と指揮官。近年ではパスサッカーを重視しているが、コンフェデ杯チリ戦では体格を生かしたサッカーで善戦。「あすは試合を支配したい。最善の策をとっていく」と変幻自在に臨む。