ハリル監督 新戦力でかく乱だ 「アレ!ニッポン」11人の侍と勝利つかみ取る
「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)
6大会連続の本大会出場まであと1勝に迫った日本代表は30日、試合会場の埼玉スタジアムでオーストラリア戦に向けた最終調整を冒頭15分間を除く非公開で行った。前日会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「失敗は許されない」と覚悟をにじませた。
逆風を逆手に取る。公式会見に出席したハリルホジッチ監督の表情は、自信に満ちあふれていた。
合宿開始前から負傷者が多く、W杯予選では最多の27人を招集したが「色んな問題があり変更を余儀なくされたが、相手が知らない選手も入ってきた」。昨年10月のアウェー決戦時にはメンバー外だったMF井手口、柴崎らの先発起用が濃厚。新戦力で相手をかく乱する。また準備期間は短いが「私はオーストラリアを自分のチームのように把握している」と自信をのぞかせ、選手に対策も授けた。
「私が求めるのは11人の戦士、サムライ。失敗は許されない。皆さん(報道陣)もサポーターになって、アレ(行くぞ)、ニッポンと書いてください」と指揮官。すべての力を結集し、勝利をつかみ取る。