ハリル監督、涙のW杯決定「日本の皆さんの勝利。誇りに思います」
「W杯アジア最終予選、日本2-0オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)
日本が浅野と井手口のゴールで6大会連続となるW杯出場を決めた。勝利が決まった直後のバヒド・ハリルホジッチ監督の目には涙も見て取れた。
今までの予選と同じく、熱く、激しく、指揮官も戦った。前線に乾と浅野、中盤に井手口と従来の中心選手とは違う顔ぶれを先発に起用。「私はオーストラリアを自分のチームのように把握しています」と相手を研究し尽くして出した答えが、この布陣だった。
試合終盤には、日本ボールのように見えたスローインが相手ボールと判定され、審判に詰め寄った。処分を恐れた通訳が体を張って制止したのを振り払って詰め寄り、選手と共に戦う姿勢を見せた。
試合終了のホイッスルが鳴ると、涙を見せた。「ありがとうございます!日本の皆さんの勝利でした!我々の選手、チームを応援してくれてありがとうございます。皆さん、素晴らしいサポーターです。皆さんのことを誇りに思います」。選手、スタッフ、そしてサポーターに何度も感謝の言葉を送った。