“二枚看板”本田&香川はベンチで歓喜 若手の活躍で勝利…世代交代の影も
「W杯アジア最終予選、日本2-0オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)
W杯ロシア大会アジア最終予選B組の日本代表は31日、さいたま市の埼玉スタジアムでオーストラリア代表に2-0で勝ち、6大会連続6度目の本大会出場を決めた。
スタジアムを爆発的な歓喜が包み込んだ一方で、4年前、歓喜の中心にいた男たちはベンチで試合終了のホイッスルを聞いた。
13年の最終予選オーストラリア戦ではW杯を決定付けるPKを決めた本田は、今回の最終予選で初めて出番なし。勝利を見届けると、拍手をしながらゆっくりと他のベンチメンバーとともにピッチに歩み出て喜びを分かち合った。試合後は追いすがる報道陣を制し「今日は俺じゃないでしょ」と苦笑いを浮かべ、スタジアムを後にした。
香川も昨年10月のイラク戦以来2度目の出場なし。リオ五輪世代の活躍に「チームにとっても自分にとっても刺激になる勝利」と、喜びと悔しさをかみしめた。ロシアへの歩みの中で、かつての“2枚看板”を世代交代の波が襲いつつある。