G大阪・長谷川監督が今季限りで退任へ 後任は未定

 J1G大阪は7日、長谷川健太監督(51)と来季の契約を更新しないことを発表した。後任については現時点で未定とした。

 長谷川監督はG大阪がJ2に降格した13年に就任し、J2優勝で1年でのJ1昇格に導いた。14年には昇格1年目ながらリーグ戦、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯を制し、Jリーグの日本人監督としては初の国内三冠を達成した。15年はリーグ戦とナビスコ杯で連覇こそ逃したが、天皇杯を連覇。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でベスト4に進出した。16年は無冠に終わり、今季もルヴァン杯でベスト4、天皇杯ではベスト16に勝ち残っているが、リーグ戦では7位に沈んでいる。

 G大阪は「長谷川監督のコメントは本人の希望により控えさせていただきます」としている。

 山内隆司社長は「長谷川監督には、ガンバ大阪がJ2に降格した翌年、2013シーズンに就任して頂きました。J1昇格を義務付けられた難しいシーズンでしたが、優勝して一年で復帰することが出来ました。そして、何より復帰した2014シーズンには、後半から驚異的に勝ち星を重ね、J1リーグで優勝を飾るだけでなく、ナビスコカップや天皇杯も優勝し、昇格即3冠という偉業を成し遂げることが出来ました。2015シーズン以降は、アジアの舞台で再び戦いながら、国内でも常に優勝争いにチームを導き、2015シーズンの天皇杯優勝など、素晴らしい指導力を遺憾なく発揮して頂きました。また、2016 シーズンのベストヤングプレーヤー賞を受賞し、日本代表にも選出された井手口選手や、U-20ワールドカップ2017で日本代表の中心選手として活躍した堂安選手など、若手選手を積極的に起用し、チーム力の底上げにも大きく貢献していただきました。しかし、クラブとしては、今、新たなステージに向けてステップを踏み出す時と考え、熟考のうえ、長谷川監督からの卒業はこのタイミングだと判断しました。この5シーズンの間、J2に降格して厳しい状況だったガンバ大阪を救い、さらにJ1で4度の優勝へ導いて頂いた長谷川監督には心より感謝申し上げます。今シーズンも全てのタイトルを狙う姿勢に変わりはありません」とコメントした。

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