岡山PO進出へ弾みつける “瀬戸大橋ダービー”へ長沢監督「意地をかけた戦い」
「明治安田生命J2、岡山-讃岐」(23日、シティライトスタジアム)
J2第34節の「瀬戸大橋ダービー」ファジアーノ岡山-カマタマーレ讃岐は23日、岡山市のシティライトスタジアムで行われる(午後2時キックオフ)。これまでの対戦成績は岡山の3勝2分け2敗。岡山は現在暫定10位で、2年連続のJ1昇格プレーオフ進出も視界に入る位置。讃岐も上昇ムードだ。瀬戸内海を挟んで向かい合う両クラブが、意地をかけて激突する。
岡山は16日の第33節・徳島戦を終えて暫定10位。2年連続となるJ1昇格プレーオフ(PO)進出を視界にとらえ、リーグ終盤戦に突入した。
昨季はPO決勝でC大阪に惜敗。悲願のJ1昇格をあと一歩で逃した。リベンジに向け、多くの新戦力が加わったチームは今季序盤こそ苦しんだものの、試合を重ねるごとに戦術が浸透。5月21日の第15節・横浜FC戦から13試合連続負けなしを記録して順位を上げた。
浮上を支えたのが堅い守りだ。前節・徳島戦こそ3失点を喫したが、それまで18試合連続で複数失点がなかった。瀬戸大橋ダービーも堅守をベースに讃岐を迎え撃つ。
攻撃面でも明るい材料がある。故障で離脱していたFW赤嶺真吾が徳島戦で7試合ぶりにスタメン復帰。前半19分に技ありのゴールを奪うなど存在感を示した。その赤嶺は讃岐戦に向け「お互いの県のプライドや意地がある。ホームなので勝ち点3をしっかり取りたい。勝つことが残り試合につながる」と闘志をみなぎらせた。
長沢徹監督も「ダービーは意地をかけた戦いになる。力強いシーンを増やしたい」と力を込めた。負けられない一戦で白星をもぎ取り、プレーオフ進出へ弾みをつける。