川崎 痛恨のスコアレスドロー 悲願のタイトル遠のく…後半には大島が負傷退場

 「明治安田生命J1、神戸0-0川崎」(23日、ノエビアスタジアム)

 2位川崎は神戸と0-0の引き分けにとどまり、首位鹿島との勝ち点差が8に開く、痛すぎるドロー。「差は開いてしまったが、僕らがやるべきことは変わらない。やり続けるしかない」。MF中村憲は必死に前を向いた。

 ゴールが遠かった。荒れた芝生の上で、得意のパスサッカーは鳴りを潜めた。FW小林は「言い訳になってしまうが、リズムが全く出なかった」。チームのシュートはわずかに7本に終わった。

 アクシデントにも見舞われた。後半12分、不動のボランチであるMF大島が左太腿裏を痛めて交代。試合後は、ぼうぜんとした表情で足を引きずってバスに乗り込んだ。精密検査は週明けになるが、長期離脱となればさらに苦しい戦いとなる。

 「決して諦めることはなく、一試合一試合を戦っていく」と鬼木監督。残り7戦。奇跡を信じて戦い抜く。

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