G大阪・土俵際で井出が値千金の同点弾!大阪ダービー第1Rは互いに譲らずドロー
「ルヴァン杯、準決勝第1戦、C大阪2-2G大阪」(4日、ヤンマースタジアム長居)
C大阪とG大阪の「大阪ダービー」は2-2で引き分けた。初の決勝進出を目指す仙台はFWクリスランの2得点などで、リーグ戦2位の川崎を3-2で破って先勝した。ホームアンドアウェー方式の第2戦は8日に行われる。
けが人続出の上、代表活動で井手口や倉田ら主力が不在。苦境のG大阪を赤崎と井出が、移籍後初得点で救った。アウェーゴールを二つ奪う価値あるドローに、長谷川監督は「出ていない選手が結果を残してくれて心強かった」とたたえた。
先制点は鹿島から期限付き移籍で加入した赤崎。「先制点が大事になると思っていた」と前半16分、強烈な右の一撃は不規則な回転でネットに刺さった。
後半41分にはJ1で出場経験がない23歳の井出がクロスから仕留めた。J2千葉で実績を残して加入した今季、出番は少なくても「数少ないチャンスを絶対にものにしようと思った」と、強い気持ちを結実させた。
長谷川監督最後の年に狙えるタイトルは今大会だけ。赤崎は「次負けたら一緒。受け身にならずに試合を進めたい」と言い切った。