J1神戸 森重柏木獲得オファー 悲願のリーグVへ大型補強
J1神戸が来季に向けて、FC東京DF森重真人(30)、浦和MF柏木陽介(29)の日本代表経験者に獲得オファーを出していることが5日、明らかになった。また有望株の清水DF松原后(21)もリストアップ。悲願のリーグ優勝に向け、大型補強に乗り出す構えだ。
元ドイツ代表FWポドルスキを獲得し大きな話題を集めた神戸だが、リーグ戦10位と苦しむ中、水面下で来季に向けて動き始めた。複数の関係者によると、最終ラインに国内屈指の実力者である森重を加え、司令塔に柏木を迎え入れるプランを温めているという。
森重は攻守に能力が高い万能DFで、4年連続J1ベストイレブンにも輝いている。現在は7月2日のC大阪戦で負った左くるぶし付近の腱(けん)脱臼のリハビリ中だが、年内には戦列に復帰する見込みだ。柏木は浦和で10番を背負い、今季リーグ最多59得点を挙げている浦和の攻撃をけん引。地元の神戸市出身という縁もある。
神戸はDF高橋峻希(27)の去就が不透明で補強が急務となっている左サイドバックに、高い攻撃力を誇るプロ3年目の松原もリストアップ済み。DF岩波、FW小川という生え抜きの流出危機にもさらされている中、リーグ初制覇に向けた陣容固めに全力を傾ける。