ハリル監督、NZ戦先発は“テスト控えめ” 2年ぶり先発武藤はチャンス

前半、シュートを放つ日本代表・武藤=豊田スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「国際親善試合、日本-ニュージーランド」(6日、豊田スタジアム)

 日本代表のハリルホジッチ監督は先発に比較的実績のあるメンバーを軸に据えた。ロシアW杯へのメンバー選考、サバイバルレースがこの試合から始まる中、新戦力のテストは選手交代で行われることになりそうだが、FWは約2年ぶりの先発となる武藤嘉紀(マインツ)にチャンスが巡ってきた。

 GKは今年に入ってから代表レギュラーに定着した川島永嗣。サイドバックは左に長友佑都、右に酒井宏樹で、この2人もアジア最終予選最後の3試合は続けて先発で起用されている。

 一方センターバックは不動の存在の吉田麻也と、代表出場試合数が「24」と比較的多い槙野智章がチョイスされた。ベンチには昌子源、植田直通の鹿島コンビが控えており、どのタイミングでチャンスが与えられるか注目される。

 中盤は、8月31日のオーストラリア戦でゴールを決めヒーローになった井手口陽介が先発起用された。ボール奪取能力と運動量に長けた山口蛍も信頼度が高い。攻撃のキーマンとなりそうなのは4試合ぶりの代表戦先発となる香川真司。オーストラリア戦は出場がないまま日本のW杯決定をベンチで見届けており、巻き返しを図る。

 FWは最終予選では左ウイングとして活躍していた原口元気が今回の合宿中に左太もも裏の張りを訴えており、この試合は欠場の見込み。代わって武藤嘉紀が入る。右には久保裕也、センターFWには大迫勇也と、前線の3人はそれぞれ所属クラブで好調の選手が顔をそろえた。

 武藤は約2年ぶりの代表戦先発。原口、久保、浅野拓磨、乾貴士、今回は招集されていない岡崎慎司、本田圭佑と若手もベテランも数多くFWには控えているだけに、W杯へのサバイバルレースを勝ち残る上では重要な一戦となる。

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