勝てないG大阪…新潟にも黒星 ハリル監督、精彩欠く井手口に「もっとシンプルに」

 新潟に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン(共同)
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 「明治安田生命J1、G大阪0-1新潟」(14日、市立吹田スタジアム)

 G大阪は最下位の新潟に0-1で敗れた。勝てないことに慣れてしまったのか。無冠が決まったG大阪が最下位の新潟に約5カ月ぶりの勝利を献上し、今季初の3連敗を喫した。相次ぐ負傷者や代表戦で2戦連発のMF倉田を出場停止で欠くなどの事情もあったが、新潟の気迫に押され、球際で後手に回るなど気持ちのこもらないプレーが散見された。

 GK東口が代表戦での3失点を挽回しようと好守を連発し一人気を吐いたが、決定機の数でも相手に上回られ後半22分にゴールを割られた。直近10試合でわずか1勝(2分け7敗)。長谷川監督の退任発表後は未勝利だ。

 中盤で精彩を欠いたMF井手口は、視察に訪れた日本代表ハリルホジッチ監督から「複雑なプレーをしようとしていた。もっとシンプルにボールを放すべき」と指摘された。状況を改善しようと奮闘するあまり「いいプレーしようと思い過ぎてしまう」(井手口)と迷いが生じている。

 試合後には長谷川監督と梶居強化本部長が約1時間の緊急会談。残り5試合を長谷川体制で臨むことや今後の方針などを確認した。現状打破へG大阪の地力が試される。

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