Ｊ２横浜ＦＣが１５日、中田仁司監督（５５）を同日付で解任すると発表した。横浜ＦＣは解任の理由を２位以内が該当するＪ１自動昇格に対しての成績不振に伴うものとしている。同クラブにはＦＷ三浦知良（５０）が所属している。

　１７日以降の練習は早川知伸コーチ（４０）が暫定的に指揮をとるとしている。後任監督は「決定次第ご案内いたします」としている。今季は３７節終了時点で１６勝９分１２敗としていた。１４日の山形戦で０－２で敗れ現在、勝ち点５７の８位と昇格プレーオフに進める６位にも入れていない。残り５試合で自動昇格圏内２位の福岡とは勝ち点差１１をつけられている。

　中田監督は「今シーズン目標としてきたことが達成できず、非常に残念です。Ｊ１昇格に向けて残り試合目標達成のために選手、スタッフみんなで頑張ってほしいと思います。３年弱ありがとうございました」とコメントした。

　クラブの北川浩史社長兼ＣＯＯは「今シーズン残り少ないＪ１昇格への可能性を今一度奮起し、なんとしてもここからＪ１昇格プレーオフに進出して勝ち上がるために、監督交代を決断させていただきました」と解任理由を説明した。

　中田監督は１５年に横浜ＦＣの強化育成テクニカルダイレクターに就任。同年９月、Ｊ２第３２節から監督に就任し４勝５分２敗の成績を残した。１６年も６月というシーズン途中から監督に就き、１１１勝６分８敗だった。